加須市の概要

加須市は、都心から概ね50km圏内にあり、埼玉県の東北部に位置し、群馬県、栃木県および茨城県に接しています。
主要な道路は、東北自動車道と国道122号が南北方向に、国道125号と国道354号が東西方向に通っていて、東側が国道4号に近接しています。
鉄道は、東武鉄道が通っていて東武伊勢崎線に「加須駅」と「花崎駅」、東武日光線に「新古河駅」と「柳生駅」があります。また、JR宇都宮線・東武日光線の「栗橋駅」に近接しています。

周辺観光のご案内

渡良瀬遊水地(当道の駅より車で約10分)


渡良瀬遊水地は、関東平野のほぼ中心に位置し、栃木・群馬・埼玉・茨城4県の県境にまたがる面積33平方キロメートル(東京ドームの700倍)の大遊水地です。

この遊水地は洪水を防ぐという重要な役割をもっているだけでなく、貯水池によって供水調節力を高め、生活用水・農業用水・水不足の解消・川の流れを保つために役立っています。

そして本来の低地の自然環境が保全されており、緑豊かで広大なヨシ原が広がっています。そこには多くの植物・昆虫・鳥たちがいて、植物観察やバードウォッチングに最適です。


ジャンボこいのぼり(当道の駅より車で約2分)


加須市のジャンボこいのぼりは昭和63年、地元青年会議所の協力のもとに作られました。 毎年5月3日の市民平和祭には、会場の利根川河川敷緑地公園で遊泳が行われます。


加須未来館(当道の駅より車で約2分)


プラネタリウムや天体観測室をはじめ、大型映像装置や学習室、工作室などの学習施設の他に、農産物の直売所や加工施設等を備えています。1階の交流ホールでは、宇宙服など宇宙に関連した展示物やプラネタリウム、150インチの大型映像装置などを展示しています。2階では、科学実験室、体験学習室1(木工室)や体験学習室2(調理実習室)で工作や様々な催しものを体験できます。また、3階にある天体観測室には200mmクーデ式屈折望遠鏡があり、天体を観察することができます。


加須サイクリングセンター(当道の駅より車で約2分)


埼玉大橋の少し上流にある「加須未来館」付近には、埼玉県が管理・運営する「加須サイクリングセンター」があります。この施設は、群馬県渋川市と千葉県浦安市を結ぶ全長170kmにおよぶサイクリングロードのほぼ中間地点にあります。澄んだ空気のなかで、利根川・江戸川沿いの季節の草花や景観と、赤城、日光連山から秩父連山、富士山、筑波山など、360度のパノラマを楽しみながら、爽快な汗をかいてみませんか。


オニバス自生地(当道の駅より車で約7分)


オニバスはスイレン科の巨大な浮葉の一年草です。やや富栄養化した池や沼に生える水草で、毎年5月頃から水底の種子が発芽し、6月頃から矢じり型の幼葉をのばします。7月頃にはとげのある丸い葉を拡げるようになり、浮葉の直径は条件がよければ2mにも成長します。

7月下旬頃~9月上旬頃まで、早朝に赤紫色の可憐な花を咲かせますが、午後には閉じてしまいます。花は2~3日開花した後、水中に沈み種子を作ります。
種子の一部は翌年の春に発芽しますが、残りの種子は数年間に分かれて発芽することにより、環境異変による絶滅の危機から身を守るという性質をもちます。その昔、飢饉に備え全国で栽培されていたとも言われ、種子や葉柄は食用にしていたそうです。

オニバスは埼玉県レッドデータブックにおいて絶滅危惧1A類(絶滅の恐れがある植物のなかでもっとも危険と考えられる種)に指定されています。加須市では県内唯一の自生地として、大切に保護していく姿勢です。
なお、詳細については下記リンクにあるパンフレットをご覧ください。


浮野の里「うきやのさと」(当道の駅より車で約7分)


武蔵国(むさしのくに)の昔ながらの田園風景を残す『浮野の里』(うきやのさと)は、周辺には屋敷林や田堀、くぬぎ並木などの田園景観が保全され、平成7年度には全国「水の郷」百選に認定され、平成19年度には埼玉県から「緑のトラスト保全第10号地」に指定されています。

4月上中旬には、ノウルシが鮮やかな黄色に色付きます。ノウルシは、トウダイグサ科の多年草で、浮野の里には約1,000平方メートルの群生地があります。ノウルシは、絶滅の危険が増しているとして環境省及び埼玉県から絶滅危惧2類に指定されている大変貴重な植物です。

また、6月中旬には地元の皆さんにより「浮野の里・あやめ祭り」が開催され、色鮮やかな花菖蒲や女船頭さんの田舟遊覧など、訪れる多くの人を和ませてくれます。なお、「加須の浮野とその植物」が、埼玉県の天然記念物に指定されています。